現在、政令07/2025/NĐ-CPが施行されており、それに基づいて、結婚登録の際に独身証明書の提出が不要とされています。具体的な規定は以下の通りです:

「結婚登録の申請に際しては、戸籍登録機関が省レベルの行政手続情報システムを通じて、電子戸籍データベースおよび国民データベースと連携し、申請者の婚姻状況に関する情報を検索・確認する。検索結果は電子形式または紙媒体で保存され、検索時点における正確な情報を反映し、申請者の書類に添付される。
電子戸籍データベースまたは国民データベースに情報が存在しないために検索できない場合は、申請者の本籍地または過去に婚姻登録を行った場所の人民委員会に対して、婚姻状況の確認・情報提供を依頼する。この場合、依頼を受けた人民委員会は、3営業日以内に必要な調査を行い、結果を返答しなければならない。」

さらに、2025年2月4日付の法務省文書481/BTP-HTQTCTにおいて、政令07/2025/NĐ-CPの実施に関する指針が示されています。その中で、法務省は以下のように地方自治体に要請しています：

「…結婚登録申請を受理する際、婚姻状況確認書や離婚記載抄本（ベトナム国籍者）を提出させる必要はない。その代わり、地方の行政手続情報システムを通じて電子戸籍データベースや国民データベースから該当情報を検索する。もし情報が見つからない場合には、政令07/2025/NĐ-CP第2条第3項cの規定に基づき、関係機関が調査・確認を行う。」

結論として、この規定（独身証明書の免除）はベトナム国籍者にのみ適用されます。外国人がベトナムで結婚登録を行う際には、引き続き「婚姻要件具備証明書（独身証明書）」の提出が必要です。これは、ベトナムの現行法における「外国人との結婚登録」の規定に基づいています。

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